私たちが何気なく生活している街中には、銘板と言われるものがあふれていることご存知でしょうか。

銘板とは、金属やプラスチック、紙などを素材とし、外部に向けて表示したい情報などを、容易に消えない方法で表示したものと定義されています。具体例を挙げると、街にあるビルの中のフロアの案内板や施設の入口にある施設名が表示された金属板や、電車内にある禁煙車、制御盤、などと書かれたプラスチック板など、私たちの生活において無くてはならないものなのです。

建物名などを表示する際など、主に屋外で使用されるものは金属製のものが、室内などで室名などを表示する際のものは、アクリルやプラスチックのものなど、銘板はその場所に応じたものを使用します。その理由には、素材によっては紫外線に弱いものがあり、それを屋外で使用してしまうと劣化の原因となり、製品の寿命を縮めてしまう原因となるためです。

また、銘板は文字だけでなく、禁煙マークや企業のロゴマークなどのイラストを印刷して使用する場合もあります。現在では、金属や樹脂などといった一般的な銘板に使用されている素材だけでなく、アクリルやタイルなどあらゆる素材にロゴなどを印刷してくれるサービスもあります。その際使用されている技術の1つが、インクを紫外線硬化させるダイレクトインクジェット印刷という方法です。紫外線でインクの硬度を高めて耐久性を高め、様々な色遣いにも対応できる最新鋭の技術です。このように、日々その技術を進化させ、私たちの日常生活により身近なものになっていくような努力がなされています。

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