銘板は会社名や地名などが表記された看板で、デザインでアイデンティティを示すだけではなく道行く人々が見ればその建物の名称や今居る場所がすぐに理解できる便利なものです。
しかし、銘板の大多数は屋外に設置してあるため、常に雨や風に晒される過酷な環境にあります。夏場は強い紫外線の影響を受けてプリントが日焼けして色あせてしまう可能性があるだけではなく、高温になれば素材にも大きな影響を与えます。いずれ劣化して記載されている内容が判別できないまでになれば交換が必要となり、普段の生活の中でも気になってしまいます。
そんな問題を解決するために登場したのが、優れた耐候性を持つ銘板の存在です。雨に見舞われても良いようにサビ難い素材を使用したりサビ加工を施すのをはじめ、防止プリントにはUVカット染料を使用し表面はUVカット機能を持つポリカーボネートやアクリルなどの樹脂で覆い紫外線の影響から守ってくれるのをはじめ、熱による損傷や劣化を防ぐためにアルミ合金のヒートシンクを備えているものもあります。
これらの耐候性の機能があれば従来型の製品と比較して遥かに長い間まるで新品のような美しさを保ち、道行く人々の生活に役立つ情報を表示し続けることが可能です。初期コストこそ従来型の銘板より高額にはなるものの、その後のお手入れの手軽さや次に買い換えるまでの時期を大幅に先延ばしできることから経費を意識せずに生活できることから、耐候性を持つタイプの銘板を選択する企業や個人が増えています。