ネットの普及により現在はWi-Fi環境が欠かせない時代です。
無線lanを利用する方も多いかもしれませんが、安定した高速通信が可能な有線lanケーブルは、まだまだ根強い人気があります。無線lanの魅力は配線がなくても一定の距離まで通信が可能というものですが、稀に通信が途切れてしまうこともあり、困る方もいるでしょう。
無線lanに比べ、有線lanケーブルはルーターと直結しているため通信が安定していることが多く途切れにくいと言えます。lanケーブルには数種類あり、それぞれ伝送方式が違います。1000Base-Tは伝送速度が1000Mbpsで1ペアの信号線から250Mbpsのデータ送受信をします。(4ペアとも同時)100Base-TXは伝送速度100Mbpsで1ペアの信号線から100Mbpsの送信、1ペアの信号線を100Mbpsの受信に割り当てます。
残りのペアは使用していない状態です。1000Base-TXは伝送速度1000Mbpsで1ペアの信号線から500Mbpsのデータ通信をして、2ペアに送信を割り当てます。残りの2ペアは使用していない状態です。TXは1ペアで500ビット/秒のデータを伝送でき、さらに2ペアを送信、残りを受信に使うので2倍の伝送ができます。
Tは4ペア全て送受信を行うので、複雑な回路となりコストも掛かってしまっていましたが、TXの出現により安価で送受信が可能となりました。ですがベースバンドが2倍となったので、ケーブルは高周波特性であるCategory6が必要となります。進化したlanケーブルTXで安定した快適なデータ通信を体感してみてはどうでしょうか?